負けるぐらいなら、嫌われる
2019年に日本で開催された第9回ラグビーワールドカップで一躍時の人となった田中史朗選手。スコットランド戦の勝利後にみせた涙がとても印象的であり、この涙のわけが知りたくて手にとった一冊。
W杯までラグビーを見たことがなかったという人が数多くいた中で、日本中がラグビー一色に染まり、たちまちラグビー旋風を巻き起こした活躍は知るまでもない。
チームが強くなるためには、自分を犠牲にして勝ちにこだわり続けてきた小さき司令塔。ピッチに立てば大歓声、自分の体より大きい選手にも負けず劣らずぶつかっていき躍動感があるプレーをみせてくれる。“勝ち”にこだわり続け、試行錯誤してチームが強くなるために考え、行動し続け、よりよいものを作り上げていく。流行語にもノミネートされた“ONE-TEAM”という考え方は、ラグビーなどのチームスポーツのみならず、仕事にも当てはめることができるのではないか。
疑問を持って仕事をしていたり、モヤモヤして生活している人には是非読んでもらいたい。